『Visual C++ 2005でMFCアプリ』の使い勝手

VC++ 6.0をアンインストールしてVC++ 2005にスイッチしたわけですが、MFCを使った開発はやりにくくなってます。

イベントハンドラの登録がやりにくい

ClassWizardがなくなって、リソースエディタやプロパティ画面から追加するようになったが、いずれの方法も一度に複数のイベントハンドラを追加できない。VC++ 6.0の場合、CommandIDに対応するハンドラと、UpdateCmdUI(アプリの状態によってメニューをenable/disableしたり、選択された状態にチェックを入れたりするのに使う)のハンドラをまとめて登録できたが、VC++ 2005では一つずつ指定するので、CommandIDの選択⇒クラスの選択⇒ハンドラの選択 という作業をを1個ずつやらなくてはならない。

プロパティ画面が狭くてダイアログの細かい設定がやりづらい

VC++ 6.0では、プロパティ設定が普通のダイアログだったので、設計中のダイアログに応じたプロパティ画面が表示されて入力が楽だったが、すべてVB6みたいなプロパティ設定ウィンドウで行うため入力がしづらい。

ダイアログをデザイン時に起動して動作を確認する機能がない

VC++ 6.0ではリソースエディタで編集したダイアログをデザインモードで起動して確認する機能があった(プルダウンメニューに指定したドロップダウンリストの見え方ぐらいはテストできた)が、VC++ 2005ではこれがないため、一度ビルドして実際のプログラムを実行して確認する必要がある。

現在、仕事では、.NETの開発でVS2005の機能をうまく利用して開発効率を上げることを目指してやっていましてVB.NETとかC#で開発している分にはすばらしい機能が多いですが、オールドファッションな開発は一応できますレベルになっている模様。