Silverlight 3 beta を導入してみました

数日前にSilverlight 3 betaが出ていたのが気になっていたので、自宅の Windows 7 beta 環境にインストールしてみました。

Silverlight 2 の環境がアンインストールされた上で 3.0beta がインストールされます。Silverlight のプロジェクトを作成すると、デフォルトのページコントロールである Page.xaml が MainPage.xaml に変更されています。ツールボックスからデザイナー画面へのドラッグ&ドロップによるコントロール追加(ポトリペタ)はあいかわらずできないようです(コードにドラッグ&ドロップするとXAMLのコードが追加されるのは今までどおり)。
Silverlight 2 では Control Pack(CodePlexからSilverlight Toolkit として提供されていたもの)に含まれていたコントロールが標準になっており、ツールボックスにTreeView, ViewBox, WrapPanel などが追加されています(他にもいろいろ増えてる気がします)。これらのコントロールは含まれるアセンブリが変わっているので、Control Pack を使っている2.0のプロジェクトはアップグレードウィザード*1によるマイグレーション後に参照設定を変更する必要があります。

iEdit for Silverlight のプロジェクトアップグレードウィザードで移行して、参照先をControl Pack の Microsoft.Windows.Controls から標準の System.Windows.Controls に変更しました。TreeViewへのデータバインドで使用する HierarchicalDataTemplate は、以前は TreeView と同じ名前空間にあったのですが、現在はSystem.Windows 名前空間に移動されていました。

Silverlight 2 + Control Pack 版 iEdit のアウトラインビューでは、選択状態がおかしい(Tree で2つのノードが選択された状態になる)という不具合がありましたが、そこは解消されていました。

3ではGPUによるレンダリングへの対応とか3D機能とかいろいろ大きな機能追加があったようですので、これから見ていこうと思います。

*1:古いプロジェクトを開くとVSが自動起動するウィザード