iEdit 2.10 と 2.01 リリース

f:id:kondoumh:20160410114137p:plain

昨年秋から久々のリリースです。

先日コメント欄で頂いた緊急度の高いバグ修正と共に、その他の細かい修正を反映させてのリリースとなりました。

さて、今回どうして2つのバージョンが出ているか?

実は開発環境を Visual Studio 2008 から 2012 に移行したところ、Windows XP では起動しなくなりました。Visual C++ 2012 から生成されるバイナリーファイルは Windows XP では動作しないということです。Microsoft としては、11年も前の OS をいつまでもサポートできないですし、まあ当然。私も個人的には Windows XP を使用することはなくなりましたので困ることはないのですが、利用者の中には Windows XP から移行できていない方も多いであろうことを考えると、しばらく Windows XP で動作するバイナリーは提供した方がよいだろうと判断しました。

それで、XP 向けのコードにもバグフィクスの修正を入れて、2.0x 系として維持することにしました。

XP 向けのバイナリーは末尾の番号だけを 2.02, 2.03 のように上げていく予定です。ただし深刻な不具合以外の修正は入れないので、XP 用にバイナリーを置いているだけという状態に近いと思います。

Vista/7/8 向けのバイナリーは 2.10, 2.20・・・ のように上げていき、新規の機能はこちらにだけ追加していく予定です。とはいうものの iEdit の開発はとても精力的とは言えないもので、こちらも最新 OS 向けのバイナリーを置いているだけ・・なのかもしれませんが。。

ちなみに、XP 向けは 2000でも動いたりします。あと実は Vista での動作確認はしていないので、Vista でも XP 向けバイナリーを使ったほうがいいのかも。

今回リリースした 2.10 のバイナリサイズは、2.01 よりかなり大きくなっています。Visual C++ 2010 から MFC をスタティックリンクにした実行モジュールのサイズが増大しています。それもあって、これまでは Visual C++ 2008 から移行せずにいたのですが、Visual Studio のバージョンが2世代離れてしまい、環境の維持が厳しくなってきたので今回は移行することにしました。

Windows 9.x 系と Windows NT/2000 系 が混在していた時代も同じようなことがあり、同じように対応していました。Windows 98 での動作確認を 2007年までやってました。Visual C++ 2008 は 2007〜2013 の6年間使っていることになります。時代は、Windows 8 や Windows RT なので、XP が忘れ去られる日も遠くないことを祈りましょう(Windos 9x と 2000 ほどには、Windows 2000 以降の OS は変わっていない気もしますが・・)