ストック情報サイトを Tumblr に移行した話

自分用のストック情報を Google Sites で管理しています。ソフトウェアやガジェットについてメモとかちょっとした評価などを書いている自己満サイトで、ほとんどアクセスもありません。この手の内容は以前 Blogger に別ブログを立ち上げてましたが、あまりに更新しないのでやめてしまいました。ブログって続けるのに情熱がいります。ブログだと一度書いた文章を大幅に修正することはありません。Google Sites のコンテンツは自分用のノートみたいなものなので、一度書いた内容についても気軽に加筆修正してます。既知のソフトウェアのうまい使い方を知った時、類似のよりいけてそうなソフトウェアを知った時、ガジェットの使いこなし方が腹落ちした時など、なんらかの気付きがあった時に記録の意味で書いてます。読んでくれた人の参考になればというのもありますが、テーマについて整理したり過去の考えを改めたりするのがメインでの活動です。

Google Sites はかなり昔からあるサービスで、Wiki っぽくコンテンツ管理でき、ページの変更履歴も保持してくれます。それはいいのですが開発が止まっていて進化が望めない感じです。特に不満なのが編集機能で、WYSIWYG モードでコピペすると見出し構造が壊れるし生成される HTML も汚い。表メインのページを作れるのですが、プロジェクト管理的なユースケース用らしく、全列が等幅表示でセル内でHTML 使えない。普通に挿入する表も HTML がいけてない。

引っ越し先として GitHub Pages も考えました。使ってる人増えてるし、いくつかのプログラミング言語のポータルサイトも Google Sites から移行してるの見て便利そうだなとは思ったのですが、ローカルに Jekyll とかで環境構築する必要があり、ブラウザで編集できないところがお手軽さに欠けます。内容的にも GitHub に置くようなものでもないし・・と二の足を踏んでいました。

そこで、思いついたのがいつも使ってる Tumblr。自分の使い方は Web 記事のクォートと Reblog がほとんど。タイムラインを見返すこともあまりない・・というごく一般的な?使い方です。しかし本格的なブログシステムとしてもよくできていて、ブラウザで Markdown で記事書けるしタグの管理も簡単、ポートフォリオサイトを作っている人も多い。いいじゃん。ということでアカウントに2つ目のブログを作り、Google Sites の内容を移行しました。変更履歴の管理はできないようですが、あまり気になりませんでした。

移行にあたっては、リンク集など1つのページにまとめていたものは、リンクごとに1個のポストにしました。ページ毎の管理からタグベースの管理に移行して、記事単位に分類したいという意図があったからです。

移行してみたら240ポストになりました。けっこう書いてましたね。Tumblr にリンクを投稿するとリンク先ページの情報を取ってきて画像や description をクォートしてくれるので、本文が1行とかあっさりしててもそれなりに見れる感じになるのもいいところです。普段使ってる Tumblr の方はタグ付けとかしたことないですが、こちらはそれなりに考えてタグ付けしました。

http://stock.kondoumh.com

Paper というライター向けのオサレなテーマを適用しました。無料テーマですがなかなか気に入っています。開発止まってる Google Sites より数段よい感じになりました。

Tumblr は API が充実しているので、ポスト間の関連を可視化したり、独自のナビゲーションを作ったりできそうです。タグクラウドっぽいものを D3.js で作ってみました。自分の興味の変遷が可視化されていくと楽しいかなと・・。

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気軽に更新できプログラマブルな Tumblr なので、自己満サイト更新と可視化を継続していきたいと思います。