Visual Studio 2005 Service Pack1を入れてみた

昨年12月にリリースされてました。ダウンロードすると400MBを超えるサイズ。リリースノートを読むといろいろ怖いことが書いてありましたが、おもむろにインストールすることに。このリリースノートは導入に関するトラブルシュート方法が主で、SP1での機能追加に関しては What's New in Visual Studio 2005 の New in Visual Studio 2005 SP1 にあります。New in Visual Studio 2005 SP1によると、VS.net 2003 と同様のWebプロジェクトが使えるようになったとか。むむ、今のおシゴトに影響がありそうな。。

X40にインストールしてみました。サポート技術情報 919156の更新プログラム(VS80-KB919156-X86.exe)をインストールする必要があるという記述がありましたが、Professionalでは不要でした。

ダウンロードしたファイル VS80sp1-KB926602-X86-JPN.exe をダブルクリックしたところ、何回かダイアログが出たのですが、とにかく時間がかかります。およそ2時間弱程度。その上、導入後なぜかディスクスペースを500MBほど消費してます。
インストールが成功したので、既存のプロジェクト(僕はC++がメインなのでMFCアプリやC++のライブラリなど)をビルドしてみました。モジュールのサイズがやや大きくなりますが、動作には問題ありません。前述のリリースノートによると最新版のQtのライブラリソースは修正が必要だそうです。やっぱQtはGCCでビルドした方がよいっすね。

ところでこのService Packを導入すると初期インストール時には入れてなかったはずのWebアプリプロジェクトテンプレートが追加されていました。それでプロジェクトを作成したら、Webのデザイナまでは動いたのですが、デバッグ実行しようとするとWebサーバ(Personal Web サービスみたいな開発用Web サーバ)が起動できずエラー。そりゃそうか。よけいなもの追加されてしまった。
VS2005で評判の悪い仕様である、「Projectsフォルダとは別のWebSitesというフォルダ配下のサブフォルダにaspxファイルが格納される」などは廃止され、すべてProjectsフォルダ配下に作られるようになっています。また、専用のプロジェクトファイルが生成されていて、アセンブリの参照設定などが記述されています。SP1適用前はdll毎に参照ファイルができてました。以前の仕様でプロジェクトを生成する方法があるのかについては、謎です。

その他IDEの細かい点がいろいろ変わったそうですが、まだ把握できてません。それにしても、Service Packの導入も大規模になったものです。リリースノートによるとほとんどすべてのモジュールを入れ替えているとか。。。

まだ、Boostなどのビルドはやってませんが、しばらく使ってみて気付いた点があったらレポートしたいと思います。