Visual Studio 2008 でのC++/MFC

VS2008をbeta2(Japanese)⇒RTM(English trial)と試しています。

  • Platform SDKはどこ?

VS2005までは、Windows開発用に、Platform SDKが提供されていましたが、 これが、Microsoft Windows SDK v6.0A という名前に変更されています。インストール先が、\Program Files\Microsoft SDKs という VSのインストール先(\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0)とは違う場所です。Windows SDK配下のIncludeディレクトリもデフォルトのIncludeパスには含まれていません。

  • OpenGLのAuxライブラリのサポートが無くなった。

最初OpenGLサポート自体をやめたのかと思いましたが、上記Windows SDKに入っていました、しかしglaux.hとglaux.libは無くなっています。OpenGLの中でも古いライブラリなので、glutに移行してくれってことなのでしょう。

  • MFCが拡張される?

MFCにOffice2007のリボンや、Visual Studioに見られるようなドッキングウィンドウがサポートされるらしい(Visual C++ Libraries update)。さっそくMFCアプリケーションのプロジェクトテンプレートを展開してお試しアプリを作ろうとしたのですが、ウィザードには、これらのUIサポートが含まれている様子はありません。よく読むと、来年にプレビューが出ると書いてあります。。なんだ。しかしこれから先まだMFCの拡張予定があるというのはちょっと驚きました。

ちなみに、C++の次世代標準ドラフトであるTR1(Technical Report 1)への準拠も謳われています(今でも、Boostを使えばかなりカバーされる)。