Microsoftが次世代の開発基盤をお披露目するPDC(Professional Developers Conference)のビデオが公開されています。
4日分もあるので全部見るヒマはありませんが、興味のあるやつだけ、チラ見しました。Windows 7やVS2010の一般的な内容はパス。
ビデオ閲覧にはSilverlightが必要です。以下、ビデオプレイヤーのスライドバーをつまんで、スライドの字面やデモ画面だけから得た情報ですので、誤解などがあると思いますが、
1日目
WF4:First Look
WF4.0の紹介。ワークフローの種類で、現在のSequencialと StateMachine に加えて、FlowChart と Rules が加わった。いろいろ便利になった。
2日目
SQL Server BI + Data Visualization
Chineseな感じのお姉さんがデモをしてました。
"BI == Model + Presentation" という謳い文句で、Chart Controlのデモをやってた。このコントロール無償配布されてて、この前偶然見つけて使ってました。ASP.NETにExcelグラフの表現力を追加できます。
WPF Loadmap
Ux Matters!(ユーザーエクスペリエンスが重要だ!)って言ってます。
3日目
SilverLght Building Buisness Focused Applications
おお、これは業務的にタイムリー。
ビジネスアプリでは次の3つが重要だそうです。
- Rich UI Expreience(Interactive model for woking with data)
- Internet Application Deployment(Pure web Deployment)
- Aplication Logic(Higly productive dev experience)
確かに、ビジネスアプリではデータのバインドや加工が大事です。Silverlightへの今後の機能追加について説明とデモをしてました。
- Updateable data
- Validation
- Data Paging
- Server side filtering
- Authentification
- Business Logic
今現在は、Validationが無いんですよね。WPFではできるのに。Business Logic Frameworkというのを構想してるらしい。ページング可能なDataGridとかValidation機能のデモもやってました。VS2010で動かしてるみたいです。Validationのデモでは、クラスのプロパティに"Range"のようなアノテーションを宣言すると、UI側で範囲チェックをして結果に応じてコントロールの縁が赤くなるていうのを見せてました。
VS2010のVPCイメージダウンロードした方がいいかなと思いました。
Oslo:Customizing and Extending the Visual Design Experience
What is Oslo というスライドからスタート
- "M" Modeling Language
- Quadrant(Modeling Tool)
- Repository(Model Share)
がOsloの構成要素だそうです。Osloの画面が動いてます。BusinessGaolsをモデリングしてる? よく見ないと分かりません。
4日目
Building Applications with MFC
まだまだ現役MFC、そりゃいくらマシンパワーが上がってもCLR内で動作する.NETアプリよりネイティブの実行モジュールが性能的に有利ですよね。
- 新しいUI
- Ribbon Bar
- Visual Manager
- floting Docking panes
- new controls
- TR1への対応
- Shared Pointer
- Regex
- tupple,array,unordered set などの新しいコンテナ
VS2008SP1でも提供されました。VS2010でアプリ作るデモやってます。AppWizardでVSみたいなUIを作ってます(2008SP1でもできますが)。リボンUIも、高機能なドローツールも簡単に。
あと、Live Icon と Rich Preview という機能が提供されるそうですが、よく分かりませんでした。
Oslo:Building Textual DSLs
OsloでDSLを作成するデモ
- MGrammer(Text to data)
- MSchema(Schematizing data)
- MGraph(Representing data)
Grammerを定義するとパーサーが作られ、CLRと統合できるみたいなデモをやってました(詳しく見てません)。
CTPダウンロードもできるよ。独自の言語を作ってみよう!と呼びかけてます。
デモの様子を見て、ずいぶん昔BNF形式でViaVoiceの音声認識用のGrammerを定義したことを思い出しました。
アプリケーションでデータのハンドリングがより簡単になりそうな印象を受けました > Oslo