iPhone でのテキストライティング

震災以降初のブログですが、相変わらずのPCネタで。

日頃、ChangeLog メモを書いて Dropbox に保存してます。ChangeLog メモは4年ぐらい続けてて、作業ログなどを記録し続けています。ソフトウェアの環境設定で苦労したときは設定そのものを残したり、日報に書くレベルの作業を記録したり、あとから検索するのも楽ですし日記がわりになるし、習慣化するとなにかと便利です。
もともと、ソフトウェアのコードを改変したときに変更内容を記述するフォーマットとして広まったのですが、メモとしてライフログのように使っている人も多くいるようです。Emacs とか Vim などのテキストエディターは ChangeLog をサポートしてくれるので、簡単にメモを残せます。僕はパソコンでは Vim でメモとってます。

今常駐先では会社との連絡用にノートパソコンを持ち込んで共有で使っていますが、メール書いたり ChangeLog メモを書いたりするのに、いちいち共有パソコンを使うのが面倒でした。そこで、「iPhone 4 にキーボードを繋いじゃえばパソコン要らないじゃない」ということでまたキーボードを物色しました。Bluetooth のキーボードは Apple 純正のキーボードや Wii のキーボードなどが使えるようですし、iPhone/iPad/Android 用のも色々出てます。

折りたたみができて、iPhone スタンド付きの↓ がけっこういいです。同僚が買いました。打鍵感もなかなか良好です。少し上下の配置が窮屈かも。

有線ですが、Mac 用キーボードとほぼ同じサイズとレイアウトで、\3,000 以下というのを買ってみました。

かなりアヤシイ感じですが、Apple 純正のキーボードに近い感じです。線が邪魔ですが、電池いらずで、iPhone 側も Bluetooth オフで使え、そこそこ打ちやすいです。日本語テンキーでフリック入力しているよりも格段に早く入力できるので、共有パソコン不要になりました。

さて、iOS のテキストエディターですが、Dropbox と連携してテキストファイルを編集できるアプリがけっこうな数あります。
最初は PlainText というのを使っていたのですが、最近のリリースで挙動がおかしくなったので、ChangeLog メモ用のエディターを物色し、Nebulous Notes というのを購入してみました。このエディターはフォントサイズや背景色を調整できて Dropbox との同期も簡単でGoodでした。UTF-8 で保存しておけば、Mac / Windows の Vim で同じファイルを透過的に編集できます。十分実用的です。

エディターを物色していて TextExpander という iOS アプリを知りました。このアプリはテキストのスニペット入力ができるのが売りで、短い文字列に複雑なパターンを登録しておけば、

tyvm → thank you very much.

のように少ない入力で定型的な文字列の入力ができます。単独でテキストエディターとしても使えますが、TextExpander に対応した他のアプリのテキストエリアでもスニペットを入力することができます。Nebulous Notes も TextExpander に対応してます。ChangeLog 用の日付やよく使うタグなどをスニペット登録しておけば、フリック入力でもかなり楽にメモが書けます。
例えば、日付の入力には以下のようなスニペットを登録してみました。

ndt → %Y-%m-%d %a

1点、TextExpander にスニペットを登録したあと、TextExpander と Nebulous のプロセスを両方切って Nebulous を起動しないと、登録したスニペットが使えませんでした。

以上で、iPhone のテキストライティング環境は劇的に改善され、活用シーンが広がった感じです。