Pixel 3 XL を Linux マシンとして活用する

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Pixel 3 XL にスイッチして1ヶ月以上快適に使ってます。電話も6インチ超えになると iPad を持ち歩く意味も希薄になり、外出時はスマホだけあればいいというミニマリズムを追求したくなってきました。

iPad では VPS に SSH 接続してコード書いてました。

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Android でも同様のことはできますが、それよりも Termux というキラーアプリがあります。

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これインストールするだけで root を取らなくても Linux 環境を利用できます。

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多くのパッケージが提供され、pkg コマンドで簡単に導入できます。もちろん Node.js の開発も可能です。

$ pkg install nodejs

npm でエラーが出ますが、この issue のコメントに従って usr/lib/node_modules/npm/node_modules/worker-farm/lib/farm.js を編集したら動くようになりました。

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Vue のアプリを起動して Chrome で localhost:8080 を開いて動作確認ができました。

Python、Go、Rust などの環境も構築できます。

しかしハイエンドスマホのスペックはちょっと前の PC を凌駕しているとはいえ、ここまで普通に Linux の開発環境が動くというのはすごい時代になったものです。

エディタは Vim や Emacs をターミナルでを使うことになります。SSH と違って tmux などを使わなくてもセッションが維持されますし、Termux 内で複数セッションをスワイプで切り替えられます。デスクトップでは VS Code しか使わなくなりましたがここにきて Emacs に回帰。 画面狭いので検索絞り込みインタフェースが適してるだろうと Anything か Helm 入れようとちょっと調べたら 最近は Counsel が人気のようなので M-x package-install counsel で導入しました。

Hackers Keyboard を使えば、Alt や Ctrl キーもポートレートモードで使えるので Emacs もそのまま使えます。

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とはいえ物理キーボードは必要なので、軽くて本体にスタンドがついている iClever の折りたたみ式キーボードを買ってみました。

ちょっとおもちゃっぽく、キー配列は変則であるものの意外と打ちやすく感じます。スタンドの安定感はいまいちですが、一体型である点を考慮すると許容範囲かなあと。あまりしっかりしたキーボードだと重くなってラップトップ持って行った方がいいという閾値を超えてしまうので。

小さい画面と小さいキーボードでの作業は体に負担がかかり長時間は厳しいですが、荷物が軽くなるのは助かります。次回帰省するときは Pixel だけで過ごしてみるつもりです。