Visual Studio 2019 for Windows / Mac ダブルリリース

Visual Studio 2019 は Windows 版と macOS 版が同時リリースされました。

visualstudio.microsoft.com

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for Mac

macOS 版からインストールしてみます。以前入れた 2017 Community 版はなぜか起動できなくなってそのまま放置してました。

blog.kondoumh.com

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とりあえず全部入りで

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わりとあっさり終わりました。2017 をインストールしていたのでその残骸のモジュールアップデートだけで済んだのもありました。

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Xamarin の master - detail フォームのアプリを生成してみます。

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ASP.NET Core Web API プロジェクトを追加する にチェックを入れました。

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2017 版と同様なプロジェクト構成です。

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アプリをビルド・デバッグしてみました。いい感じです。エミュレータは Xcode や Android SDK のものが使われます。Swagger UI も起動して API の確認ができます。

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ダークテーマにも対応してました。

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for Windows

次に Windows 版。事前に 2017 は全部アンインストールしてます。

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UWP の開発予定はないし、モバイル開発や Node.js、Python の開発も Visual Studio ではやらないので、ワークロードの画面では [ASP.NET と Web 開発]、[.NET デスクトップ開発]、[C++ によるデスクトップ開発]、[.NET Core クロスプラットフォーム開発] にチェックを入れました。

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C++ は MFC アプリ開発にはデフォルトのオプションでは足りないのが 2017 のインストール時にわかっているので個別オプションをチェック

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Windows 版のインストールは全部入りじゃなくてもけっこうかかりました。

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以前作った WPF のプロジェクトを開いてみました。

blog.kondoumh.com

ターゲットフレームワークが入ってないと言われたので別途インストール。

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マイグレーションできました。コードエディタ上にプロパティの参照情報がオーバーレイされるようになってますね。設定は 2017 のが引き継がれています。

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MFC アプリのプロジェクトも上記の C++ 追加設定で無事マイグレーションできました。

印象

Mac 版は 2017 をほとんど触ってない僕が言うのもなんですが、2017 の Xamarin Studio をリネームしましたというリリースに比べると、各ツールのインテグレートが進んで Visual Studio 感が出てきている印象です。.NET Core も一緒にインストールされるようになりました。

コードエディタは .NET Core と ネイティブ macOS UI で完全に書き換えたみたいです。

blogs.technet.microsoft.com

Visual Studio for Mac のコード エディターは、Visual Studio on Windows と共有されるコア上に構築された新しいエディターと、ネイティブの macOS UI で、完全に置き換えられました。スムーズな編集およびナビゲーションによりエクスペリエンスが向上しているだけでなく、新しいエディターには、Visual Studio エディターに期待される強力な IntelliSense コード補完およびクイック修正提案もすべて含まれます。

やはり Xamarin でクロスプラットフォームなモバイルアプリ作りたい時は Xcode が利用できる macOS 版を使うのがよさそうです。

Windows 版もインストールが一層改善されています。リリースノートによるとパフォーマンスも大きく改善されている模様です。

.NET Core や Language Service Protcol そして .NET Core CLI が普及すれば Visual Studio なしで、テキストエディタだけで .NET の開発できる世界がもうそこまで来ている気はします。

docs.microsoft.com

しかしながら、ベースラインは 2年に1度の Visual Studio のリリースという時代が当面続くのかなあと。