RHEL8 で Tig をビルドして使う

Red Hat Enterprise Linux 8 がリリースされて AppStream で最新の OSS が利用できるようになっています。システムが使うソフトウェアとユーザが使うソフトウェアが独立してインストールされるようですね。

access.redhat.com

Git や Emacs の最新版が yum (dnf) install 一発で入るので RHEL7 までの不自由さ *1 がかなり緩和されました。

ただ、愛用している Tig の rpm が提供されていません。

github.com

extra な yum リポジトリを探せばあるのかもしれませんが、面倒なのでビルドしました。自分の環境では make とビルド・実行に必要なライブラリ ncureses が入ってませんでした*2。cureses / ncureses は Tig のような TUI (Text User Interface) を実装するのに利用されるライブラリです。

$ sudo yum -y install ncurses-devel ncurses make

tig のリポジトリから最新リリースのソースコードを取ってきてビルドします。

$ curl -kOL https://github.com/jonas/tig/releases/download/tig-2.4.1/tig-2.4.1.tar.gz
$ tar xfvz tig-2.4.1.tar.gz
$ cd tig-2.4.1/
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

無事使えるようになりました。

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*1:CentOS のリポジトリから入れたり自分でビルドしたり・・

*2:インストール構成により異なる可能性があります。