iPadOS を2014年発売の iPad Air 2 にインストールして使っています。
デスクトップが広く使えるようになり、ウィジェットも置けるようになりました。
日没後はダークテーマになるように設定してみました。
ファイルアプリで、ローカルリモート問わずファイルの圧縮と伸長が可能になり、ファイルのコピーもわりと簡単に。Dropbox のファイルを複数圧縮してクラウドストレージ非対応アプリのフォルダに展開しアプリから開くといったことが容易になりました。
スライドオーバーアプリの切り替えが簡単になったのもよい感じです。
テキストのコピペ、Undo / Redo の3本指アクションはブラウザのテキストエリアでも有効なので、ブログなどの文章を書く時にも使えます。
開発環境としてはデスクトップクラスになったという Safari による Web IDE の使い勝手が気になるところです。
CodeSandbox はVS Code とインテグレートされて進化しています。
残念ながら Safari では画面が表示されませんでした。iOS12 では使えていたのですが・・・。Chrome では 今のところ使えています。
ただし PC ブラウザ版と設定項目が異なり、iOS モードで動作している模様です。サードパーティに Safari と同等の WebKit が提供されると Chrome でも動作しなくなるかもしれません。
同じく VS Code ベースの Eclipse Che 7
こちらは認証トークンの処理でエラーになって Safari でも Chrome でも起動しませんでした。ちなみに AWS Cloud 9 も 3rd party cookie が無効化されているために Safari でも Chrome でも起動しません。iOS ファミリの方針のようなので致し方ないところでしょう。
ということで、主要な Cloud IDE の利用は当面期待できない感じで Safari に関しては期待はずれでした。したがってリモートマシンに SSH 接続する使い方が主体となります。
最近ユーザが増えているらしい Blink Shell を買ってみました。AWS や Google Cloud の VPS 使うときに Prompt だと UI で接続先指定するのがちょっとめんどくさいので、コマンドヒストリが使える Blink は便利です。まだ使ってないけど Mosh にも対応しているので接続の維持もしてくれそうです。
ベータテスト中の iSH Shell も完成度が上がってきています。Android の Termux とまでは行かないけど Alpine Linux のサブセットが動きます。
Git も使えてシェルスクリプトも書けるので、ローカルでできることが増えます。Python も書けます*1。
ただ Emacs は起動が遅くバックグラウンドに回ったアプリはリサイクルされてしまう *2 ので Vim を使うのが現実的です。
以上のように、iPadOS での開発はターミナル頼りという現状です。開発端末として使うよりも Catalina を導入した MacBook のコンパニオンとして、テザリング + サブディスプレイに使うのが正しい気がします*3。
iPadOS 自体は iPad Air 2 でもちゃんと動くし、当面 iPad の買い替えは見送るつもりです。