Libretto L5が ぶろ・ちきさんのとこから帰ってきた。非力なマシンなのでWindows XPのままでもやることがないし、モバイルLinux環境を作ってみた。東芝純正のCD-ROMドライブがないので、CD-ROMブートによるインストールは無理。そこでWebの記事を参考に CFカードからブートしてネットワークインストールを行った。LibrettoのNICはPXEに対応しているので、PXEサーバとDHCPサーバを構築してネットワークブートでインストールする方法あるが、面倒なので、CFカードを購入してお金で解決? した。
- ビックカメラで64MBの一番安いConpact Flashカードを2000円で購入
- VineLinux 3.2のISOイメージをダウンロードしてインストール用CDを作成
- VineLinuxのインストールCDの中身をMac miniのHDDの適当なディレクトリにコピーしてFTPサービスを有効にする(ここはWindowsでもLinuxでもなんでも可)
- 手持ちのPCMCIA⇔CFアダプタでCFカードをL5に装着
- インストールCDのimagesディレクトリにあるbootnet.imgをddコマンドで書き込む。CFカードをマウントできるLinuxマシンがなかったので、dd for windows を使用した。
- F12キーを押しながらL5の電源を入れ、起動デバイスのアイコンからPCMCIAを選択してCFカードから起動。
- ネットワークによるインストーラが起動するので、Mac miniにFTP接続して、テキストモードによるインストールを行う。
- パーティションは swap以外は/(ext3)に割り当て。このときリカバリー用パーティション(Windows XP Home Editionのイメージ)を消さないように注意する必要がある。(0ボタンを押しながら電源を入れることで出荷状態に戻すことができる。)
- L5は1280×600という変則解像度なので、念のためテキストモードのログイン方式を選択(Xのモニターは800×600を指定しておいた)ログイン後startxするとGNOMEデスクトップがちゃんと1280×600の解像度で現れた。
一応快適に動作している。GNOMEでも少し動作が重いのでちょっとした作業はコンソールで行うのがよい。liloの設定を変えればkonを使わずに日本語が出るし、w3mでWebブラウジングも可能(画像も出る)。
数年前なら、Libretto L5をLinux専用機にするのは勿体無いと思うところだが、今ではWindowsなしでも、Visual Studioの作業以外はできそう。(X40のディスクとメモリがもう少し多ければCoLinuxでVineを使いたいところではある)
持ち運べるLinuxマシンなので、今後なにかと重宝すると思う。