久々に iPad で少しコードを書いてました。
1年前 Textastic + Prompt 2 や Coda for iOS で VPS 上に git clone したソースコードを sftp で読み書き、SSH で実行してました。この時は物理キーボード使わずソフトウェアキーボードで頑張ってました。iPad 用のキーボードはピッチ狭くて打ちにくいのと Air 2 の軽さが損なわれるからでした。
去年買った Anker の TC930 はそこそこ打ちやすく、会議でのメモ取りに活用してます。
さらに今年「ひらくPCバッグ mini」買ったので iPad にキーボードカバーを追加する程度なら持ち運びが苦になりません。
このバッグは膝の上に置くとちょっとしたデスクになり電車で座れた時タイピングしてもあまり傍迷惑じゃありません(たぶん)。座れなくても iPad 単体でソフトウェアキーボードを分割してタイピングできます。なので最近はキーボードカバーも持ち歩き、時々クラムシェルのように使ってます。
久々に Texstastic + Prompt でコードを修正・実行。Prompt はバックグラウンドに回るとすぐに接続切れちゃいますが、Split View で常にフォアグラウンドに居るので切れません。
iOS 11 でマルチタスクの使い勝手が向上したので Coda より快適です。SSH ならテザリングでも十分だしギガが減ることもないでしょう。物理キーボード使うと、当たり前ですが画面広く使えて入力も高速。
ターミナルとテキストエディタというストイックな環境も味わい深いですが、効率よく開発するには IDE を使いたいところです。何年も前から Codeanywhere や Orion や Koding など Web IDE を提供する PaaS はありましたが、 PC ブラウザじゃないと実用的なスピードで動きませんでした。ネットワークも Wi-Fi じゃないと厳しいし。しかし今の iPad は PC 並みにパワーアップしてブラウザのチューニングも進み、LTE の普及もあいまって環境は格段によくなっています。そこで Codenvy のクラウド開発環境を試しました。
Java / .NET(core) / Node などの開発環境を Docker コンテナでデプロイして Eclipse Che のワークスペースでコード作成・デバッグできます。
流石に IDE だと画面の狭さが気になるのとタッチだと操作がツラいというのはありますが、想像以上にスムーズな動きです。コード補完もちゃんと動きます。A8 チップの Air 2 でもこの動きなので、いわんや Pro をやというところでしょうか。Cellular 版 iPad を使っている人なら検討の価値はあると思います。
iPad でモバイル開発環境を構築するとさらに魅力的なマシンになりますね。安くなった無印 iPad*1 でも構築できるので、荷物を軽くしたい or モバイル PC にあまりお金をかけたくないディベロッパーにはいいのではないでしょうか。
*1:今年のモデルは iPad Air 2 より1世代進んだ A9 チップ搭載です