Microsoft Remote Desktop 10 で macOS から Windows 10 ラップトップを使う

会社支給のラップトップが交換時期でリニューアルされました。Let' note CF-SZ6 です。

panasonic.biz

Windows 10 マシンなので開発機として利用することにしました。

自宅では MacBook Pro 13 inch オンリーですので、これまで Windows は VMware Fusion の仮想マシンで運用してきました。メモリ4GB / コア数2という構成で Visual Studio で .NET や C++ 開発はできますがやや非力です。SZ6 は Core i5 / 8GB RAM なので仮想マシンよりかなりキャパがあります。

自宅ワークスペースは狭くて2台のマシンを置いて使うことはできません。それに、外部ディスプレイの WQHD 解像度は SZ6 の HDMI からは出力できません。※ そこで MacBook から Remote Desktop で接続して使うことにしました。

※ 2018.9.17 追記 Intel Graphics の設定でカスタム解像度を追加して選択すると反映されました。

最初は以前にインストールしていた Microsoft Remote Desktop 8 を使いました。ドメインユーザの設定ができず毎回ログインし直しが必要だったり、Mac の 英数 / かな キーをスペースキーと認識してしまい IME のオンオフを別キーに割り当てなければいけなかったりと、かなりイマイチでした。これは常用厳しいなと思って App Store を見るとバージョン10が別アプリとしてリリースされています。

Microsoft Remote Desktop

Microsoft Remote Desktop

  • Microsoft Corporation
  • ビジネス
  • 無料

インストールして試したところ、上記の問題はすでに解消されており快適に使えるようになりました。レビューにあるような JIS キーボード認識されない問題も発生しませんでした。

さらに 8 ではなかった特徴として、

  • セッションが切れてもキャッシュが残っていれば再接続してくれる
  • macOS の キーショートカットを有効にできる
  • クリップボードのテキストデータをローカルとリモートで相互に共有できる
  • 実行中のリモートデスクトップ をサムネイル表示できる

といった機能まで実装されています。

f:id:kondoumh:20180812023036p:plain

これで仮装マシンから乗り換えられそうです。WiFi 経由でレイテンシーがあるため VMware Fusion で使っているのと体感的に大差ありませんが、実際には 2コア(Hyper-Threading で論理的には4コア) マシンを外部で使っているわけで MacBook のリソースにも余裕が出ます。

仮想マシンではリソースをケチるため Chrome や VS Code もインストールしてませんでしたし WSL も使ってませんでしたが、それらの制約もなくなりました。

VMware Fusion の仮想マシンは予備環境として眠らせておくことにしました。